大噴火の前兆をもう一度学習しよう
大噴火の前兆をもう一度学習しよう
2015年3月21日
今年になっても桜島の噴火が続いています。昨年は約656回の爆発があったそうですが今年の3月18日現在は196回(全て昭和火口)を超えています。
■大正噴火と昭和噴火の前兆のこの噴火活動について、復習してみましょう。
【噴火の前兆】
■1913年(大正2)6月29日から30日にかけて伊集院町(現日置市)を震源として発生した弱い地震が最初の前兆現象であった。同年12月下旬には井戸水の水位が変化したり、火山ガスによる中毒が原因と考えられる死者が出るなどの異変が発生した。12月24日には桜島東側海域の生け簀で魚やエビの大量死があり、海水温が上昇しているという指摘もあった。
■翌1914年(大正3)1月に入ると桜島東北部で地面の温度が上昇し、冬期にも拘わらずヘビ、カエル、トカゲなどが活動している様子が目撃され、1月10日には鹿児島市付近を震源とする弱い地震が発生し、翌11日にかけて弱い地震が頻発するようになった。噴火開始まで微小地震が400回以上、弱震が33回観測されている。…
■1月11日には山頂付近で岩石の崩落に伴う地鳴りが多発し、山腹において薄い白煙が立ちのぼる様子も観察されている。また、海岸のいたるところで温水や冷水が湧き出たり、海岸近くの温泉で臭気を発する泥水が湧いたりする現象も報告されている。噴火開始当日の1月12日午前8時から10時にかけて、桜島中腹からキノコ雲状の白煙が沸き出す様子が目撃されている。
■桜島の噴火による火山灰の影響も甚大です。この季節、ほとんどが垂水から鹿屋方面に流れているので、特産の「桜島大根」をはじめとする農作物や漁業関係に被害が及んでおり毎日の降灰に「うんざり」していて精神面でもかなりの開悪影響を及ぼしています。
■鹿児島のシンボル「桜島」。しかし、内実は「溜息の毎日」・・「恨めしい」と思っている人も数多くいることも内実知ってほしいと思います。
参考出典文献:: ウィキペディア 写真…雨のため過去の写真より